今年のテーマは「文豪」!!
2005年より実施してきたNext Generation's Theater(通称NGT)も今年で最後となります。次世代のクリエーターに更なる活躍をと「場」を用意し、若手カンパニーと北九州芸術劇場とが共に作品を作り上げてきました。その最後となる年に、芝居の原点である戯曲を強化してもらいたい、と考えました。俳優もスタッフワークももちろん大切ですが、芝居はまず骨格となる「戯曲」が何よりも重要です。そこで1つの試みとして「文豪の作品を原作とする」というテーマを与えてみました。過去の偉大なる作品をベースに戯曲をおこし、さらにその戯曲に対してドラマドクターの指導を入れることにしました。ドクターは劇団太陽族の岩崎正裕氏に依頼し、若手作家と戦ってもらうことにしました。文豪や岩崎氏との対決で若手クリエーターたちがどう変容していくのか、その成長に期待したいと思います。
■STORY&INFORMATION
「なんだか僕の一生も、一段落のついたのを、どこかで感じていたよ。」
一面真っ黒なその世界は、白の線で区分けがなされている。それは家の間取り図のようにも、また、どこかの町の地図のようにも見える。僕はそんな色彩を失った世界で生活している。そして眠れば決まってひどく色彩のある奇妙な夢を見る。夢と現実の狭間で、僕の神経はもうすっかり衰弱しきっていた――。
芥川龍之介の晩年の作品「歯車」を題材に、生と死、現実と夢と妄想を描いた、奇妙な物語。
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