教育普及事業「ドラマ・ワークショップ」
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教育現場で“演劇の力”を活かす
演劇を使って、自分の気持ちを「伝える」・人の気持ちを「受け取る」など子どもの表現力、想像力、創造性を高めることを目的とします。特色としては、市内小学校への公募により実施校を決定すること。また、担任と打合せながら、各クラスの状況や学習のめあてに合わせた内容を講師と一緒にプログラム化することです。
2010年度の教育普及事業「ドラマ・ワークショップ」
江川小学校
●めあて 学習発表会に向けて
●内容 ○「伝える」「受け取る」「伝え返す」をキーワードに、言葉を使う以外の伝達方法について考える
○言葉を使わずに、きれいな円になる
○台詞のないシーン(静止画)をつくり、見ている人にメッセージを伝える
●講師 講師/大福悟(劇団C4)、吉蜑タ代子(劇団翔空間)
●期間 9〜10月 計2回
●対象 小学5年生2クラス 79名
青山小学校
●めあて 学習発表会に向けて
●内容 ○児童が日常的に親しんでいる遊びやゲーム等を利用して、わらべ歌を練習する
○わらべ歌の場面設定・配役をし、歌う時の気持ちを考える
○練習したわらべ歌を小作品にまとめ、発表する
共通プログラム「手紙」…将来の自分を具体的にイメージ、「なってみる」ことを中心に、未来への年表・今の自分に向けての手紙の活動を織り交ぜ、過去未来に対して肯定感を持たせる
●講師 講師/大福悟(劇団C4)、吉蜑タ代子(劇団翔空間) 助手/木村健二(飛ぶ劇場)
●期間 9〜10月 計4回
●対象 小学5年生2クラス 51名
藤松小学校
●めあて ことば遊びから詩をつくる
●内容 ○自分と違うものに変身する
○オノマトペを使った詩を書いてみる
○個人でつくった詩をまとめ、朗読会で発表する
●講師 講師/大福悟(劇団C4)、吉蜑タ代子(劇団翔空間)
●期間 10月 計2回
●対象 小学6年生2クラス 50名
朽網小学校
●めあて 2分の1成人式に向けて(20歳の自分を想像し表現する)
●内容 ○生まれてから10年間のエピソードを年表にし、体で表現する
○20歳の自分への手紙と、20歳の自分から今の自分への手紙を書く
○20歳の自分を想像し、同窓会をひらく
●講師 講師/大福悟(劇団C4)、吉蜑タ代子(劇団翔空間)
●期間 1〜3月 4回
●対象 小学4年生2クラス 65名
徳力小学校
●めあて 命を考えることで自己肯定観を養う
●内容 ○色いろなものが生まれる瞬間になりきる
○絵本の朗読を聞き、その中で印象に残った一場面を体で表し、登場人物の気持ちを考える
○詩や場面をつくることで「自分」を表現し、伝える
●講師 講師/大福悟(劇団C4)、吉蜑タ代子(劇団翔空間)
●期間 1〜2月 4回
●対象 小学5年生3クラス 94名
アンケート
担任
- 「伝える・伝わる」を様々な角度から提示していただいたことで、その後の学習発表会への取り組みも幅が広がりました。子どもたち自身や子ども同士で考え、表現する一助となり、本当にありがたかったです。その後の学級経営でも「伝える・伝わる」と絡めて話す機会を設けることで、子どもの人間成長にも繋がっていったと思います。おかげ様で学習発表会も大成功をおさめました。保護者の方からもおほめの言葉をたくさんいただきました。ありがとうございました。(江川小学校)
- 子どもたちがとても楽しく積極的に参加できたことが良かったと思います。作文を書いたり、皆の前で話したりすることが苦手な子も体での表現は各々に工夫して表すことができたことにびっくりしています。自分の未来を想像して動きを考える、友達の動きを見て、自分の関わりを考えるなど、日ごろの学習ではあまりしないような活動がコミュニケーション能力を培っていく一助になると思いました。4年生としては、3学期という時期に「2分の1成人式」的な内容を取り扱えてとてもよかったです。(朽網小学校)
2009年度の教育普及事業「ドラマ・ワークショップ」
江川小学校
●めあて 自分の声や身体に関心や自信を持ち、他者の感じ方を受け入れる
●内容 ○身体に響く声を意識する
○自分と違うものに変身する
○5年間の思い出から写真をつくり、発表する
●講師 講師/大福悟(劇団C4) 助手/吉蜑タ代子(劇団翔空間)
●期間 10〜11月 計4回
●対象 小学5年生2クラス 57名
徳力小学校
●めあて 将来像を具体的にイメージして「なってみる」ことで、未来に対する自信や希望を持たせる
●内容 〔1〕楽しみながら、身体を使ってイメージを具現化、表現することに慣れる(モノから人へ)
〔2〕グループで写真をつくる(20歳の写真まで)
〔3〕20歳になってみて、同窓会をする
〔4〕保護者参観での発表稽古と成果発表
共通プログラム「手紙」…将来の自分を具体的にイメージ、「なってみる」ことを中心に、未来への年表・今の自分に向けての手紙の活動を織り交ぜ、過去未来に対して肯定感を持たせる
●講師 講師/大福悟(劇団C4)
助手/吉蜑タ代子(劇団翔空間)・尾方香吏(劇団C4)・木村健二(飛ぶ劇場)
●期間 1月 計4回
●対象 小学4年生3クラス 85名
青山小学校
●めあて 将来像を具体的にイメージすることで、今までの自分についても考える機会にする
●内容 〔1〕楽しみながら、身体を使ってイメージを具現化、表現することに慣れる(モノから人へ)
〔2〕グループで写真をつくる(20歳の写真)
〔3〕20歳までの未来年表を書く
〔4〕生まれた時から20歳までの自分に「なってみる」
保護者会の発表準備と成果発表。(2組のみ同窓会)
共通プログラム「手紙」…将来の自分を具体的にイメージ、「なってみる」ことを中心に、未来への年表・今の自分に向けての手紙の活動を織り交ぜ、過去未来に対して肯定感を持たせる
●講師 講師/吉蜑タ代子(劇団翔空間) 助手/大福悟・尾方香吏(ともに劇団C4)
●期間 1〜2月 計4回
●対象 小学4年生2クラス 54名
桜丘小学校
●めあて 10年後の自分になりきることで客観的に自分を見る、少なくとも自己発見
●内容 〔1〕楽しみながら、身体を使ってイメージを具現化、表現することに慣れる(モノから人へ)
〔2〕一人で、グループで写真をつくる。(20歳の写真まで)未来年表を書く
*保護者参観で将来の自分の姿と写真を発表する
〔3〕できた写真を発表〜ブラッシュアップ〜ハプニングの写真をつくる
〔4〕発表練習(各クラス1時間)合同発表会〜フィードバック
共通プログラム「手紙」…将来の自分を具体的にイメージ、「なってみる」ことを中心に、未来への年表・今の自分に向けての手紙の活動を織り交ぜ、過去未来に対して肯定感を持たせる
●講師 講師/大福悟(劇団C4) 助手/吉蜑タ代子(劇団翔空間)・尾方香吏(劇団C4)
●期間 2月 計4回
●対象 小学4年生2クラス 57名
桜丘小学校
●めあて 「伝える」「受け取る」をキーワードに、他者を認めることができる関係をつくる
●内容 各回のめあてを子ども達と共有しながら、実施
〔1〕『みんな一人ひとり違う、違うのを知る・違うのは楽しい。』
〔2〕『伝える/受け取る』
〔3〕『想像する』
〔4〕『創造する』
●講師 講師/吉蜑タ代子(劇団翔空間) 助手/大福悟・尾方香吏(ともに劇団C4)
●期間 1月 計4回
●対象 小学5年生2クラス 66名
天籟寺小学校
●めあて 6年間の思い出、将来の夢を保護者会で発表する
●内容 〔1〕取り組みの周知に保護者参観で保護者も一緒に体験ワークショップを行う
〔2〕楽しみながら、身体を使ってイメージを具現化、表現することに慣れる。6年間を思い出す
〔3〕6年間のアルバムを身体でつくる
〔4〕10年後の写真とハプニングの瞬間をグループでつくる
〔4〕音楽に合わせたムーブメントを振付けて練習、発表
共通プログラム「手紙」…将来の自分を具体的にイメージ、「なってみる」ことを中心に、未来への年表・今の自分に向けての手紙の活動を織り交ぜ、過去未来に対して肯定感を持たせる
●講師 講師/吉蜑タ代子(劇団翔空間) 助手/大福悟・尾方香吏(ともに劇団C4)
●期間 1月 計5回
●対象 小学6年生2クラス 46名
アンケート
児童
- 私がワークショップの中で一番印象に残っているのは「20年後(32歳)の自分から今の自分への手紙」です。中でも、20年後の同窓会を考えてみんなと行動するのが楽しかったです。みんなの「20年後に輝いている写真」と「人生最大のハプニング」では、色々みんながいて、色々なことがあってとても面白かったです。「本当にあんなことがあったらいいな」と思うことや「こんなことがあったら最悪かも」と思うこともたくさんありました。 私は32歳になるのが楽しみになったし、32歳になるとこの活動を思い出すと思います。(天籟寺小学校)
担任
- 生き生きとして、次の授業を楽しみにしている子どもたちの様子が「授業の中身の濃さ」と「教育力」を物語っていると思います。生きるのが大変な現代の世の中を生き抜く力を育てるために、子どもたちにはあらゆる「表現力」を見に付けてあげなければいけないと思っています。また、たくさんの学校で、たくさんの子どもたちに経験させてあげてください。(徳力小学校)
2008年度の教育普及事業「ドラマ・ワークショップ」
鴨生田小学校4年生
●内容 ○身体を使って表現する楽しさ、声を出す楽しさを知る
○身体と言葉のイメージを膨らませる
○自分と他者とのイメージを共有しダイナミックなイメージを創造する
●講師 主講師/吉蜑タ代子(劇団翔空間)
助手/尾方香吏(劇団C4)、木村健二(飛ぶ劇場)、守田慎之介(演劇関係いすと校舎)、下川涼子
●期間 1月〜2月 計4回
●参加人数 72名
鴨生田小学校5年生
●内容 小学校での食育の学習と連携しながら、実際に体の中の消化のしくみや血液の働きを学習することとと並行して、ワークショップではその情報を基に、器官や成分を身体を使って表現するなど、演劇の手法を使い、即興的なシーンを構成し学芸会で発表した。
●講師 主講師/大福悟(劇団C4) 副講師/吉蜑タ代子(劇団翔空間)
助手/尾方香吏(劇団C4)、木村健二(飛ぶ劇場)、守田慎之介(演劇関係いすと校舎)、下川涼子
●期間 9月〜11月 計16回
●参加人数 76名
鴨生田小学校6年生
●内容 ○グループディスカッションを基本に、一人の「主人公」とその冒険の旅を創作する活動を通じて、
他者とのイメージを共有する難しさと楽しさを体験する
○手紙を書くなど、身体表現以外の表現にもチャレンジし、自分の可能性を発見する。
●講師 主講師/大塚恵美子(劇団夢の工場)
助手/尾方香吏(劇団C4)、木村健二(飛ぶ劇場)、守田慎之介(演劇関係いすと校舎)、下川涼子
●期間 6月〜7月 計7回
●参加人数 79名
松ヶ江南小学校4年生
●内容 ○一人で独立した表現活動ができる
○国語の単元『4年3組から発信します』で学習した「自分が一番伝えたいことは何か」
「どう工夫すればそれがより伝わるか」を考える活動を体や想像力を使って立体的に復習する
●講師 主講師/大塚恵美子(劇団夢の工場)
助手/尾方香吏(劇団C4)、木村健二(飛ぶ劇場)、守田慎之介(演劇関係いすと校舎)
●期間 12月・2月 計4回
●参加人数 82名
松ヶ江南小学校5年生
●内容 みんなで物語を作ろう(3学期国語科の中で「物語を作る」という単元があるが、個人で作るものであるため、ここでは、グループで物語を作る楽しさを味わう)をテーマに活動した
●講師 主講師/吉蜑タ代子(劇団翔空間)
助手/尾方香吏(劇団C4)、木村健二(飛ぶ劇場)、守田慎之介(演劇関係いすと校舎)
●期間 1月〜2月 計4回
●参加人数 60名
松ヶ江南小学校6年生
●内容 ○卒業式に向けて、大きな声を出せるようになる
○言葉に気持ちを乗せられるようになる
○自分の思いを言葉にしてみる
○担任にあてた「送る言葉」を作ってみる
●講師 主講師/大福 悟(劇団C4)
助手/尾方香吏(劇団C4)、木村健二(飛ぶ劇場)、守田慎之介(演劇関係いすと校舎)
●期間 1月〜3月 計5回
●参加人数 79名
鞘ヶ谷小学校4年生
●内容 ○学年行事2分の1成人式での「ゾウ列車」発表に向けて〜声を出す、声に気持ちを乗せる
○国語の単元「ごんぎつね」〜好きな場面を体と音で表現しよう
●講師 主講師/吉蜑タ代子(劇団翔空間)
助手/大福悟(劇団C4)、尾方香吏(劇団C4)、木村健二(飛ぶ劇場)
●期間 1月〜2月 計4回
●参加人数 46名
鞘ヶ谷小学校5年生
●内容 ○1人で独立した表現活動ができる
○仲間とイメージを共有する難しさと楽しさを体験する
○国語の単元を「表現」という切り口から全身体的に学習する
●講師 主講師/大塚恵美子(劇団夢の工場) 助手/大福悟(劇団C4)、尾方香吏(劇団C4)
●期間 1月〜2月 計3回
●参加人数 42名
鞘ヶ谷小学校6年生
●内容 ○クラスやグループによる活動の楽しさとその達成感を味わう
○「協調」や共同作業によるイメージの「共有」を楽しむ
○6年間の思い出をグループでシーンにする(発表に向けたミニ作品に仕上げる)
●講師 主講師/大福 悟(劇団C4) 助手/尾方香吏(劇団C4)、守田慎之介(演劇関係いすと校舎)
●期間 2月〜3月 計4回
●参加人数 38名
アンケート
児童
- とても今までやっていた自分じゃないみたいに、いままでできていなかったところもできて表現とは言葉で言って、体で表したりすることも表現とわかった。
- 四人で完成させる絵では、一人でやるより四人の一人ひとりの個性が出て楽しかったです。他の人が思ってもみなかった事を書いていて、ちょっと難しかった。あと、相手に言葉だけで伝えることはとてもむずかしいと分かりました。
講師
- 他の授業とのリンクという提案を受け入れてもらうことで、学芸会という限られた時間に学年全員が出演する発表作品を創るという課題に、ひとつのケースを提示できた気がします。「学習発表会」という捉え方で、学習したことを、劇という形で表現し、自分達の心身に落とすだけでなく、作品を観てくれた他学年の生徒達にも、学習内容へ興味関心を持ってもらうことに、成功したのではないでしょうか。また、発表内容も、テーマである『食育』について、必ずしもひとつの答えを導いたものではないことが、上演後、更に授業に活かすやり方を先生方に残せる結果に繋がったと思います。『食育』を総合学習で取り上げたいと考えていた先生方とうまくマッチしたのもよかったのだと思います。(鴨生田小5年)
