「20世紀のぼくたちから、21世紀の私たちへ」
北九州芸術劇場プロデュース公演 冒険王04
公演は無事に終了いたしました。
たくさんのご来場ありがとうございました。
感想などございましたらこちらへ。
12月15日(水)〜19日(日)
北九州芸術劇場 小劇場
(北九州市小倉北区室町 リバーウォーク北九州6階)
同窓会のため、母校の小学校に集まった大人達。
彼らは教室で、懐かしい品々を見つける。
そしてその中に「冒険王」と書かれた、本の残骸を見つけるのだが、
それについては誰一人思い出せない。
やがて一同は忘れられた記憶を体験することに―――
青臭い脚本を岩崎氏がどうやって料理してくれるのか
楽しみでならない
<脚本・泊篤志>
この作品を飛ぶ劇場で初演したのは1990年で、今から14年前になる。
実はこの時、僕は大学4年生で、しかも飛ぶ劇場初参加の公演でもあった。
当時の劇団代表はよくもまあ僕なんかに脚本・演出を任せたものだ。
『冒険王』とは、そんな20代前半の青臭い匂いがプンプンするような作品なのだ。
1998年の再演、そして今度のプロデュース公演と上演のたびに書き換えは随分しているんだけれど、この青臭さだけは取り外せないでいる。僕は完璧な脚本よりも、ちょっとくらい癖があったり歪な箇所のある方が好きだ。
そういう青臭い脚本を岩崎氏がどうやって料理してくれるのか、洗練されるのか? また違った匂いを発し始めるのか?今から楽しみでならない。
縄跳びの持ち手の片方を「どうぞ」と手渡された感じ
<演出・岩崎正裕>
小説家であれ、劇作家であれ、詩人であれ、文学を志す者が必ず一度は扱う題材がある。それは自分の「少年期」である。女性の場合は「少女期」ということになるのだろうが、少女はすでに大人になってしまう悲しみを内包しているのに対し、少年はどこか間が抜けていて、無邪気に冒険を夢見たりする。
「冒険王04」は、ひた走る少年少女が、大人のため息の隙間から生まれる物語だ。泊さんの戯曲の中でも、「明るく救いがある」作品だろう。
他人の作品を演出する場合、よく縄跳びを思い浮かべる。「どうも入り難いな」と感じるときは、読み解くコードが見つからないのだ。ところが今回は、縄跳びの持ち手の片方を「どうぞ」と手渡された感じがした。
くるくるまわる輪の中で、オーディションを通過した多彩な役者陣が、縦横無尽に飛び跳ねてくれるに違いない。
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